3月15日の夢「集団就職」

日本の田舎に集団就職することになって、田んぼと山に囲まれた寮に入ることになった。周りは20代の若者だけど、オレは多分47歳のままで、しかも女の子と相部屋になるのだった。女の子はブスでもかわいくもなくちょっと面倒な感じの人で、身長は148センチなのに、立って話しているとどんどん身長が伸びて2メートルを超える。どうやら履いているブーツに仕掛けがあるらしかった。案内された部屋はすでに勝手に女の子の趣味で出来上がっていて、古着屋とかビレッジ・バンガードみたいな感じに大量の服と安い雑貨で埋まっていて、締めっきりのカーテンと暗い照明で布団を敷く場所もなく、隅の方で小さく横になるくらいがせいいっぱいだった。カーテンと窓を開けると横に長く畑(何も植えられていない)が続いていて、山の方に向けられたいくつもの大砲に見えたのは、巨大な長ネギだった。同僚には岡田将生がいて、何人かで一緒に寮の周りをぐるりと散歩しながら「ホントに何にもないな」と笑った。寮は二人から三人の相部屋が基本のようで、オレの部屋以外に女の子はいなかった。壁が薄く、深夜になってもワイワイとうるさいのが聞こえてくるので「眠れないな…」とつぶやくと、女の子はタブレットをタップして、多分寮生の全体チャットみたいなやつに「飲み屋でやれ、うるさい」と打ち込んでいた。そんな事をしたところで当然静かになんてならなかった。翌朝、全員で町に買い出しにでかけた。ジーンズメイトとお土産屋さんを混ぜたような、何でも売ってるようで必要なものは何もない店で、修学旅行生みたいなのともみくちゃになり(何もない土地で何で混んでるのかわからない)、女の子は人混みに流されまいとしたのか後ろから黙って手をつないできた。緊張も感情も伝わってこないその指先の感覚に1秒ぐらい困惑して、よく考えたら倍ぐらい年齢が離れているのに、意味を持って当然と思ってる自分が変だな、とか思いながら、目も合わせずに人混みの激流に耐えているとそこで目が覚めた。

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